高井戸に引っ越してきたのは、ちょうど10年前の春。
この10年間で高井戸の環境もずいぶん変化しましたが、変わらないのは神田川沿いの桜並木。
今年もまた、美しい花が咲き始めました。(写真は昨年のものです)
桜のトンネルの下を歩くのも大好きですが、高井戸の桜のもうひとつの楽しみは電車の中。
高井戸から渋谷方面に向かって、神田川と並行して走るほんの数秒間、
まるでフレームに入った絵のように、車窓いっぱいに桜の花が広がるのです。ホントに一瞬なのだけれど、はっとする美しさ。この季節だけは、朝の通勤も苦になりません(笑)
ちなみに神田川沿いの桜並木は、高井戸〜浜田山間と久我山〜三鷹台間がオススメ。枝ぶりのよい樹が続き、人出もほどよく、ゆったりと桜を眺めながら散歩できますよ。
なんだってこう、どうしようもなく桜の花に惹かれるんでしょうねえ。
開花状況が毎日こと細かに伝えられ、規模の大小はあれど桜を楽しめる場所は数知れず。
これほどまでに桜を愛でる民族は日本人だけなのだと聞いたことがあります。散りゆく花さえ美しいと思うのも日本人独特の感性なのだとか。なんか、わかる気がするなー。
そういえば、ワタシには忘れられない桜の風景があります。
いつの年だったか、ちょうど満開の週末に冷たい雪が降った日。
家にいるのも口惜しかったので、ヤケクソになって井の頭公園に出かけてみたのです。
気温よりも水温が高かったのでしょう。池からは白い水蒸気がゆらゆらとたちこめ、ボートに乗る人もいない、静かな静かな水面の上に、桜の花びらが雪と同化するように舞っていました。
鳥肌がたちましたよ、あまりにも幻想的で。違う世界のようでした。
こんなふうに桜を楽しめるのは、日本人ならでは。
都内の桜は今週末が見頃ですね。
短いからこそ美しい、ニッポンの桜を満喫しましょう!
掲載日付:2008/03/27